「Djangoパーフェクトマスター」startprojectコマンドが何を作成したか【Udemyで学習】
このレクチャーでは「startprojectコマンドが何を作成したか」を説明します。
スライド上部でご覧いただいているコマンドが、Djangoのプロジェクトを作成する、コマンドです。このdjango-admin startproject mysite というコマンドを実行することで、スライド下のような、ディレクトリやファイルが自動生成されます。このレクチャーでは、これらのディレクトリやファイルが、どのような役割や意味を持っているかを、簡単に説明します。
mysiteディレクトリは、二つあります。便宜上、「外側のmysiteディレクトリ」「内側のmysiteディレクトリ」と呼んでいます。
外側のmysiteディレクトリは、プロジェクトの入れ物としてのディレクトリです。Djangoの動きには関係しないため、好きな名前に変更することができます。
manage.pyはプロジェクトに対するいろいろな操作を行うコマンド群を収容したPyothonモジュールです。プロジェクトのコマンドラインユーティリティです。アプリケーションを作成するstarpappコマンドやマイグレーションを実行するmigrateコマンドなどもこのmanage.pyの中に収容されています。
内側のmysiteディレクトリは、Pythonパッケージとしてのディレクトリです。ディレクトリの中に、Pythonパッケージを表す空のファイル__init__.pyが存在することで、パッケージディレクトリであることがわかります。例えば、このディレクトリの中のurls.pyをimportしたい場合は、import mysite.urls と指定します。
settings.pyは、Djangoプロジェクトの設定ファイルです。日本で使用する日本語のプロジェクトの場合は、このファイルの中のLANGUAGE_CODEやTIME_ZONE設定を変更する必要があります。
urls.pyは、プロジェクトのURLconf、すなわち、URLパターンとビュー関数の紐付けをするファイルです。アプリケーションのディレクトリに作成するURLconfを、このファイルでincludeして利用することが多いです。
最後は、wsgi.py（ウィズギー）です。このファイルは、ApacheやNginxなどのhttpサーバーでプロジェクトを動作させるための設定ファイルです。
以上で「startprojectコマンドが何を作成したか」の説明を終わります。
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